3年間の値動きシミュレーションで解説!
「株式投資」と言われても、よくわからない人も多いと思います。
「どうやったら利益が出るの?」
「どうなったら損するの?」
今回は、そんな皆さんの疑問にわかりやすくお答えします!
株式投資の2つの利益(儲けの仕組み)
株式投資の利益には、大きく分けてインカムゲイン(配当収入)とキャピタルゲイン(売買収益)の2種類があります。
- インカムゲイン(配当収入): 企業の業績が良ければ、利益の還元として株主に支払われるお金です。
業績が悪くなると減らされたり、「今期は0円にします(無配)」など、企業によって様々です。 - キャピタルゲイン(売買収益): 買った時の株価よりも、高値になった時に売った時の「差益」のことです。逆に安くなった時に売ると損失(キャピタルロス)になります。
では、実際に株を買ってから売るまでの値動きを、「5つの会社に投資して、3年後にすべて売却した場合」のシミュレーションで見てみましょう!
(※配当金は、その時の株価の年利2%程度が出ている設定とします)
投資スタート時(購入)
まずは、以下の5社に投資をしました。投資額の合計は169万円です。
- A社: 3万円
- B社: 10万円
- C社: 6万円
- D社: 50万円
- E社: 100万円
1年後…株価はどう動いた?
1年が経過しました。それぞれの会社の状況を見てみましょう。
- A社:30万円(購入時の10倍!)
- 大化けしましたね!一気に10倍です。
- B社:12万円(順調)
- 少し増えましたね。着実な成長です。
- C社:4万円(下落)
- 買った時より業績が悪くなったようです。少し心配ですね。
- D社:75万円(好調)
- 順調に業績が伸びています!
- E社:60万円(大幅下落)
- 一番多く投資したのに、業績がちょっとイマイチなようです……。
3年後…いよいよ売却!
3年が経過しました。ここで全ての株を売却(利益確定・損切り)します。
- A社:50万円
- なんと買った時の約16倍になりました!大きな利益です。
- B社:15万円
- 1.5倍ですね。少しずつですが順調に大きくなりました。
- C社:0円(倒産)
- 残念ながら業績不振な上に債務過多で倒産してしまいました。株の価値は0円です。
※信用取引で倍率を効かさずの投資でしたので6万円の損のみです。
- 残念ながら業績不振な上に債務過多で倒産してしまいました。株の価値は0円です。
- D社:100万円
- 買った時の2倍になりました。良い感じですね!
- E社:100万円
- 1年目に大きく下がってヒヤッとしましたが、どうにかこうにか元ぐらいの株価に戻って、売買での損はしていません。

- 1年目に大きく下がってヒヤッとしましたが、どうにかこうにか元ぐらいの株価に戻って、売買での損はしていません。
まとめ:トータルの損益はどうなった?
それでは、最終的な成績を「売買収益」と「配当金(※雑に各年株価の約2%として概算)」を含めて計算してみましょう。
| 会社 | 購入額 | 3年後売却額 | 売買収益(キャピタルゲイン) | 3年間の配当金目安(インカムゲイン) | トータル損益 |
| A社 | 3万円 | 50万円 | +47万円 | 約1.6万円 | +48.6万円 |
| B社 | 10万円 | 15万円 | +5万円 | 約0.7万円 | +5.7万円 |
| C社 | 6万円 | 0万円 | -6万円 | 約0.1万円 | -5.9万円 |
| D社 | 50万円 | 100万円 | +50万円 | 約4.5万円 | +54.5万円 |
| E社 | 100万円 | 100万円 | ±0円 | 約4.8万円 | +4.8万円 |
| 合計 | 169万円 | 265万円 | +96万円 | 約11.7万円 | +107.7万円 |
※配当金は各年の変動する株価の約2%×3年間として雑な簡易計算をしています。
最も重要な教訓:「分散投資」の大切さ
今回のシミュレーションで最も注目していただきたいのは、「C社が倒産して投資した6万円がゼロになってしまった」という事実です。
もし、あなたがC社1社だけに全額投資していたら、資産はすべて吹き飛んでいました。
また、業績が振るわなかったE社だけに投資していたら、3年間ハラハラした挙句、配当金しか手元に残りませんでした。
しかし今回は、特徴の違う5つの会社に「分散」して投資をしていました。
その結果、C社が倒産するという最悪の事態が起きても、A社の大化け(16倍)やD社の成長(2倍)がそのマイナスを完全にカバーし、最終的には「+107.7万円」という大きな利益を生み出すことができたのです。
「どうなったら損するの?」の答えは、C社のように企業が倒産・業績悪化することです。
しかし、「複数の会社に投資して分散する(卵を一つのカゴに盛らない)」という基本を守ることで、そのリスクを抑えながらトータルでしっかりと利益を狙うことができます。
これが、株式投資における基本でありながら王道の考え方です!
ふんわりとでもイメージをつかむ事ができたと言って頂ければ幸いです。