国の借金とは?

なんかよく言われますよね。
国の借金が過去最大で、国民ひとりあたり○○円借金してる
だらか日本はもうヤバイっていうやつ。

ヤバイヤバイと言われながら、もう何年そんな話を聞いてるかわかりませんが(笑)

ということで、今回はちょっとそこらへんの話をしてみようかなと思います。

まず国の借金とは何か っていう所を理解する必要があります。
で、国の借金って何? っていうとサクッと言うと「国債」っていうものになります。

何それ?っていう方から、あー私どこかの窓口で勧められて国債買って持ってるわ っていう人まで居てると思います。

んでまぁ、国債っていう国の借金ですが。
金融機関に国債1万円分買いたいんですけど! っていけば対応してもらえるようなレベルのものです。

そうして国債が売れると、国の借金が増えていきます。

はて??
私が国債を買いました。なので、国の借金が増えました。
国民ひとりあたりの借金も増えちゃいました???

もうちょっとわかりやすい例題も1つ。
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お父さんがお小遣い足りないから、息子に1万円借りて、娘にも1万円借りて・・・
3年経ったら返すから! かわりに利息で○円毎年渡すからね!
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という感じの話でもあります。
家庭内でのお金の貸し借りですね。
返せなくても、○○さんのお父さん、息子さんに借りたお金返してないんだってね っていう噂話で済む事でしょう。

コレがお父さんが、友人Aさんに借りて、さらに金融機関のB社に借りて・・・
だと、一般的な借金があるって事になりますよね。
返せなくなると、おおごとになります。

家族からの借金と、他人(金融機関)からの借金の違い。
同じ借金でも、結構な違いがある事はご理解頂けたでしょうか?

で、話が戻りまして、国債の話。
日本の国債はどういう性質のものかというと、買っている人のほぼ9割が日本国内に人やら金融機関だったりするので、ほぼ家族間借金です。
ちなみに、世界一の大国のアメリカさんの国債は約半分(半分弱)が海外の国やら投資家やらが買っています。

とりあえずまぁ、国の借金は過去最大かもしれないけれど、国民ひとりあたりの借金って言う表現は間違ってるよなぁ・・・というだけのお話でした(笑)